最近は一つの家計で夫だけ妻だけの収入で生活を成り立たせるのが難しくなってきています。
贅沢をせずに質素な暮らしをして、遊びにいくことを控えて仕事だけに全力を注ぐ家は狭くてもいいし少しでも家賃を安く済ませるみたいな生活をしていたらいいかもしれないですけど…。
休みの日に少しでかけてもお金がかかるし、子どもの学費とか養育費もそれなりにお金がかかるし、それほど贅沢にしていなくてもなかなかお金はかかります。
だから夫のみの収入では生活することは難しく、夫婦共働きでそれなりの家計の収入にすることが普通になりつつあります。
だから住宅ローンも夫婦一方で借りることが難しく、夫婦でそれぞれに収入を借りるペアローンの選択もありますが…大きなデメリットがあります。
ペアローンで借りるなら夫婦仲良くずっと一緒にいることができるか？
ペアローンで住宅ローンを借りると夫婦それぞれで住宅ローンを組んでお互いが連帯保証人となる感じ。例えば3000万円を借りるしたら…。
- 夫：1500万円
- 妻：1500万円
- お互いに連帯保証人になる
っていう感じで住宅ローンを借ります。住宅ローンの割合は収入に応じて変えることができますし、それに合わせて土地と建物の持ち分も分配されます。
上記の場合だと土地・建物の権利は夫と妻で半分ずつ持つことになります。仲良く人生をまっとうすることができたら無理のない住宅ローンを組んで返済することができ、持ちたい家に住むことができる可能性が高くなるんです。
ペアローンで借りることのメリットは色々とある
ペアローンで住宅ローンを組むとメリットはあります。返済の無理のない範囲で住宅ローンを組む金額を増やすことができるので、希望の家を買いやすくなるというところ。
そして、それぞれの住宅ローンに住宅ローン控除をつけることができるので、住宅ローン減税での税金の返金が大きくなります。
1人の収入で十分に税金を支払ってないとそもそも返ってくる税金ない…。みたいなことにもならないですし。
そしてペアローンを組むときに例えば夫は変動金利で借りて、妻は固定金利で借りるみたいな感じで金利に対してのリスクを分散させることもできます。
だからペアローンの選択は必ず間違っているとはいえないんですが…。
もし離婚になったとき…。家のローンをどうするかが困ることになる。
問題は離婚になったとき…。離婚になったとしても住宅ローンはお互いに抱えたままになりますし、お互いが連帯保証人のままということになってしまうんです。
どちらかが住むということになっても、もう一方は住宅ローンを抱えたままということになるんです。
それが嫌だったら住宅ローンを借り直しっていうことになるんですけど、住宅ローンを借り直しができたとしても、2人の収入で払っていたものを1人の収入で払いきれるかです。
例えば2人で10万円払っていたものが1人で10万円支払うことができるかです。そもそも1人で5万円が安心して返せるものが2倍になったらめちゃくちゃキツイです。オーバーローンになります。
そして、借り換えすることも難しくなる可能性があるんです。
どちらか一方の収入で返せるけどわざとペアローンで組んでるだったらいいんですけど、ペアローンだから安心して返せるだったら離婚のリスクはでかいです。
離婚するリスク考えるんだったら離婚するときは家を手放してそのお金で全額返済することができるか1人の収入でも住宅ローンを返済できる余裕があるかリスクに備えて貯金をしておくことの何らかの対策は必要です。
ペアローンで住宅ローンを借りるときはリスクをしっかりと考えておいて
結婚をして家を買う時とかは夫婦の仲もよくて離婚なんて考えることはないって思っても長い人生なので何があるかわかりません。
ちょっとしたことで夫婦関係がこじれることもありますし、住宅ローンを返済する35年って人生の1/3ぐらいになるので、離婚のリスクは考えとくべきです。
（僕は考えなかってなかったので大変な想いをするところでした）
家を買ってすぐには無理でしたが…。リスクに備えていたわけではありませんが、僕は夫婦どちらかの住宅ローンを一括返済できるだけの貯金はしておきました。
住宅ローンを組むときは勢いも必要だし、リスクをとることも必要ですが、将来のことできる限り考えておいて備えておくことは大事なことです。
