スタッドレスタイヤから夏タイヤへ、節約のために自分で交換する

郊外の山の中に住宅を構えると、雪が積もるようになったので冬場はスタッドレスタイヤが必要となります。

今年はいけませんでしたが、スキーに出かけることもあるので、郊外に住んでいなくても冬タイヤは必要なんですけどね…(^-^; 

年間に2回のタイヤ交換をいちいちディーラーなどに頼むのが面倒なうえお金の節約のために自分でタイヤ交換しています。

スタッドレスタイヤは節約のため純正サイズよりインチを下げて175/65R15サイズのタイヤを履いています。

純正は185/55R16です。

FIT スタッドレスタイヤ

 パンク交換用のジャッキを使うと上げる・降ろすが面倒なので、別でフロアジャッキ2t用をオートバックスで購入して使っています。

これを使う方が作業は楽です。

オートバックス ジャッキ

夏タイヤとスタッドレスタイヤ

 このシーズンでスタッドレスタイヤは6年目となったので、スタッドレスタイヤを夏場も履いて履きつぶすことを考えました。

スタッドレスタイヤを夏に履くデメリット

  • 緊急時の急ブレーキ時夏タイヤと比べると制動距離がのびる。
  • 雨の日に夏タイヤと比べると滑りやすい。

普通に走っている分には問題ないようですが、私の感覚として夏タイヤとスタッドレスタイヤの運転感覚はまったく違います。

スピードを出さなかったとしても、曲がる・止まるときの安心感は夏タイヤのほうが高い感じがします。特に路面が濡れているとこの感覚は一層増します。スタッドレスタイヤを履いているときに飛び出されて急ブレーキを踏んだ時、止まるまでの時間を長く感じました。

冬タイヤでもゆっくり走ればいいのかもしれませんが。万一のことも考えて冬タイヤは廃棄して、夏タイヤを履くことにしています。

タイヤメーカーも夏場は夏タイヤを履くことを推奨してます。

タイヤ交換をする

本当は前からと後ろからジャッキを入れて一回のジャッキアップで前輪2本・後輪2本で交換したかったのですが、FITのジャッキポイントまでこのジャッキでは届かないので、1本ずつタイヤ交換をすることになります。

ジャッキを挙げる場所は、平らでアスファルトのような地面が固いところで上げるようにします。ジャッキをあげている最中に動いたら大変です。

車を止めたらサイドブレーキをしっかりとして、オートマチック車はPレンジに、マニュアルは1速にいれておきましょう。

ジャッキアップをしたときに車が動かないようにするために必ずしておきます。

ジャッキアップをする前にねじを緩めておきます。

ネジが固く締めてある状態だと、ジャッキアップしてから緩めるのが大変です。少しだけ緩めておきます。緩める順番は下の通りです。

順番の通りに少しずつ緩めていきます。

タイヤ ネジ 緩める 順番

次に、ジャッキポイントにジャッキを合わせます。

ジャッキ ポイント

そして、ジャッキのレバーをしっかりとしめて、車をあげていきます。

ジャッキアップ しめる
ジャッキアップ

ジャッキアップを終えたら、また順番通りにネジを緩めていきます。

そしてタイヤを外します。たまに、タイヤが固着して外れないことがありますが、タイヤを蹴るとすぐに外れます。蹴りすぎないようにしてください。そして自己責任でお願いします。

フィット タイヤ 外す

タイヤを外したところです。次に夏タイヤをはめて順番通りに少しずつネジを締めていきます。一気にネジを締めないようにしましょう。

ある程度までネジが閉まれば車を降ろします。

ジャッキ 降ろす

ちょっとずつ緩めるようにしてください。ひとひねりするとかなりの勢いで下がっていくのでけがにつながります。気をつけてください。

下まで降りたらネジを最後まで締めます。

ネジをしっかり締めるためにはトルクレンチを使用する方がいいでしょう。

トルクレンチ

ネジは締めればいいものではありません。締めすぎると壊してしまう可能性もありますし、次に外す時に大変になります。

ですので、決められた強さで締め付けることが必り付けトルクは98-118 N・m(10.0-12.0 kgf・m)になるので、これに合わせた強さでネジを締めます。

まわす力が狂わないように、ネジと工具をしっかりと布などで拭いてきれいにしてから締めるようにします。

これを4か所すれば完成です。用意と片付けの時間を入れて約1時間の作業になります。すべて交換し終わった後は、もう一度しっかりと締め付けることができているか確認し、タイヤの空気圧をチェックします。

フィット 夏タイヤ

夏タイヤにするとこんな感じになります。

交換したスタッドレスタイヤにはどこに着けたいたタイヤなのかをしっかりと記録しておきます。

着ける場所で減り方が全然違うので、次のシーズンにつけるときはローテーションしないと、すぐにタイヤがダメになってしまいます。

記録しておくのは「前・後」と「左・右」の両方を書いておくといいです。

スタッドレスタイヤの減り具合い

フロントタイヤが以下の感じになります。あと少しでプラットホームに達します。

スタッドレスタイヤ 前 減り方

 リアタイヤです。リアタイヤの方がプラットホームまではまだ余裕があります。

スタッドレスタイヤ リアタイヤ

 フィットはFFになるのでやはりフロントタイヤの減りが早いです。加速・減速・曲がるのすべてを負担するのでしかたないですね。重たいエンジンも前についていますし。

これだけ違うので次回にスタッドレスタイヤをつけるときにはローテーションが必要になるわけですよね。

最後に

ホイール付きのタイヤ交換を店ですると2000円~3000円ぐらいが相場のようです。1時間の程度の手間をかけるかお金を払うかは個人により違うと思いますが、わざわざ店までタイヤを持ち込む手間を考えたら自分でするのもいいのではないでしょうか。

私は節約のために自分でするようにしています。

タイヤ交換の作業は自己責任のうえ行ってください。