家を建てるときのキッチンは女性が頻繁に使う場所だと思うので、女性の意見が重要視されてしまいますよね…。我が家でも妻の意見を重視してシステムキッチンを選びました。
キッチンをどこに配置するか、どれぐらいのスペースを取るか、シンクにお皿を入れる棚に、そのほか収納、レンジ…など色々決めていくことになりますね。
なんでも思い通りにできたらいいんですが…。なかなかそうはいかず…。他の場所のこともあるので予算と照らし合わせて何を採用するか決めるのが大変でした。
最近は男がキッチンに立つのも当たり前になっているので、男が口出しをする場所もあります…。それが食洗機!食事は妻が作ってくれても…後片付けは夫がしないとダメで…。食洗機って女性よりも男性の方が重要なアイテムなんですよ。
新しくキッチンを作るときはシステムキッチンの中に組み込むことができる食洗機。ビルトイン食洗機。これは最初の段階で取り付けるか取り付けないか決めることができます。
妻は食洗機が嫌いで必要ないって言ってましたが、夫である僕のわがままでビルトイン食洗機をつけることにしました。新築時に食洗機をつけた理由・食洗機を使った電気代・食洗機の使い心地などについて書いていきます。
新築時にビルトイン食洗器を取り付けた理由
家を建てる前から夫婦共働きで、家事は分担することが約束事の一つでした。
お皿を片付けるのは夫である僕の役割。でも食器を洗うのって結構手間になるし、時間もかかるからあまり好きではありません。(食器洗いが好きな人はいないと思いますが…)
前々から、食洗機はほしいと思っていたんですが、妻が食洗機ではキレイに洗うことができないという持論があったため買うことができませんでした。
それにアパートを借りていたときは、キッチンが狭くて食洗機を置くスペースがありませんでした。だから新築するときに、食洗機を取り付けることは僕の一つの思いでした。
それに、食洗機をあとで付けるするよりも、新しいキッチンをつけるときにビルトインで一緒にしてほうが場所も取らないし、見た目もスッキリするのも新築時につけようと思った理由です。
- 食器洗いの時間を短縮したい
- 使うなら見た目がキレイなビルトイン食洗機がよかった
っていうことでビルトイン食洗機をつけることにしました。
ビルトイン食洗機をつけたけど、最初の1年間は食洗器を使わなかった
ビルトイン食洗機は僕がほしいと言ってことで取り付けてもらったんですが、取り付けたあと1年ぐらい使わなかったんです。食洗機を使いたかったんですけど、妻からこんなことを言われて食洗機を使うことができていませんでした。
- 電気代がかなりかかりそう。
- 食洗器の中がカビだらけになって汚くなりそう。
- 食器の汚れがあまり落ちなさそう。
- 食洗器で洗えないものもあるので結局は洗わなければいけない
こういう風に言われてしまうと、食洗機を使うが良くないような気がして、結局のところ1年間は食洗機を使わずに放置していました。
結局なんのために食洗機をつけたのか、わからない状態になってしまいました。
1年後食洗機を使うことになった!初めて食洗器を使ってみた感想
食洗器を使うのきっかけになったのは1年点検(11か月点検)の時でした。
トヨタホームのメンテナンス担当の方から食洗器を使っていないことを指摘され、使わないと経年劣化するだけで勿体ないから使ってくださいといわれました。
1年点検で指摘を受けてようやく食洗機を使うことにしました。
初めて食洗器を使った時、食器をセットするのもなんだか面倒だった
どこにどんな皿を入れていいかが全くわかりません。説明書を見ながら一つ一つ入れていくので、食洗器に皿を入れるだけでかなりの時間を要しました。食器の向きとどの方向に入れるかによってちゃんと洗えないこともあるようです。
それに子供用の食器はプラスチックのものを使っています。耐熱温度が90℃以下のものは洗えないと取説に書いてあったので、子供の食器は使えないものもありました。
初めて食器をセットした状態はこのような感じです。
うまくセットすると、標準食器が44点入るそうです。食器の大きさが様々なので、そんなにたくさんは入らないですね。家族3人分の食器程度なら問題なく洗うことができます。
洗剤は食洗機専用のものを使い、どこに入れていいのかよくわからなかったのですが、庫内であればどこにいれても大丈夫ということでした。
食洗機を使ってみて感じる欠点はコレ
食洗機を使うことで、食器の片付けはかなりラクになったんですけど、やっぱり欠点もそれなりにありました。
食洗機を使っても予洗いは必要
食洗機に食器を入れる時に、あまりにも汚いものをそのまま入れてしまうと、汚れが完全に落ちきらないことがあります。
結局、食洗機に入れる食器はある程度予洗いをしておかないといけないので、完全に皿洗いから開放されるというわけではありません。
食洗機に入れることができないものは結局手洗いしないとダメ
持っている食器が全部食洗機で洗えるわけではありません。
耐熱温度が低いプラスチック製のお皿は手洗いしないとダメですし、フライパンとか鍋まで食洗機の中に入り切らないので、結局手洗いはしています。
夜間に使うと音が気になる
オール電化住宅にしていると、深夜の電力が安いので、タイマーを設定しておいて、深夜電力の時間帯で食器を洗います。
僕の家は、1階が完全にリビングなので、1階に布団を敷いて寝ていると食洗器の音がそれなりに気になります。
キッチンと離れた場所で寝ていたらそれほど気になるものではありませんが、1階で生活のほとんどをするようにしていて、キッチンと寝る場所に壁などがなければ、ちょっと寝にくく感じます。
食洗機を使ってみて、ビルトイン食洗機をつけておいてよかったと思うこと
お皿はほとんどがキレイに洗うことができている
標準コースで洗うと、すべての食器の汚れはキレイに落ちていました。(予洗いはしました)汚れが落ちきらないこともあると思っていましたが、それほど心配をしなくても大丈夫でした。
ただ、食器のセットの仕方が悪いと、皿の汚れが落ちていない場合もたまにあります…。手洗いと違って高温のお湯(60℃~80℃)で皿を洗ってくれるので、衛生的にも良いのかなって思います。
食器を洗う量が減ったので、冬場の手荒れがマシになった
食洗機を使っても手洗いが必要なものはありますが、その量は全部を手洗いするよりも少ないです。
皿洗いをしていると、洗剤のせいで冬場は手荒れしてあかぎれになったりするんですけど、洗うものが少ないので手荒れがマシになりますね。
予洗いするときは洗剤は使わないので。
食器を洗う時間の節約ができる
食事を食べた後の食器洗いはしんどいし、キレイに洗っていたらそれなりに時間が取られます。食洗機を使えば、食器を洗う時間が節約されるので、その分違うことに時間を使うことができます。
食洗器にかかる光熱費はどれぐらい?
食洗器を使うと水道代以外に電気代がかかりそうなので、高くつくのではないかと思っていたのですが、食洗器にかかる光熱費と手洗いにかかる光熱費を比べたデータがあります。
一般社団法人・省エネルギーセンター家庭の省エネ大辞典を見てみると、
1年間にかかる光熱費は
- 手洗いの場合は22,080円
- 食洗器の場合は14,020円
でその差額は8,060円になるという調査結果が記載されていました。
(このデータの場合は手洗いの場合は冬場はガスで給湯している過程で光熱費が計算されています。手洗いの場合は冬場のガス代がかなりかかるようです)
我が家の場合はオール電化なので光熱費の差は少し違うとは思いますが、一般的には食洗器を使う方がお得なようですね。
食洗機を使い慣れてくると、食洗機がない生活は考えられない
食洗機を使い出してから今では4年が経ちますが、食洗機は手放せない存在になりました。
予洗いは必要ですが、時間の節約と冬場の手荒れ対策には十分に役立ってくれています。
食器を洗わなくていいのもラクですしね。
食洗機はつけておいてよかったと本当に思える住宅設備の一つになりました。