EV・PHEV充電システムがついてきたけど電気自動車って買いなのか?

トヨタホームでスマートアイテムをつけるとその中にEV・PHEV充電設備がついてくるのですが、電気自動車って買うとどれだけ得なのか調べてみました。

電気自動車の航続距離と価格は

電気自動車の2台日産リーフと三菱i‐MiEV(Xグレード)について比較してみます。

  日産リーフ 三菱i‐MiEV(X)
航続距離 JC08モード228km JC08モード180Km
価格 2,342,800円 2,128,240円
バッテリー容量 24kWh 16.0kWh
充電時間(満) 8時間 7時間
大きさ
(長×幅×高)

4445×1770×1550

3395×1475×1610

定員

5名

4名

最高出力   109PS  64PS
最大トルク   25.9kgf・m 16.3kgf・m 

 

注意点
※日産リーフの価格は一番安いグレードでエアバックなどの装備をキャンセルした場合で補助金を利用した場合。日産のホームページに書いてある参考価格です。

※三菱i‐MiEVの価格は710,000円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金が全額支給された場合。

リーフは普通自動車、i‐MiEVは軽自動車になります。上記の価格だけを見ると日産リーフの方がお得感はかなり強いですが、オプションなどの装備もほとんどない状態なので実際に購入するときには高くなることがほとんどではないでしょうか。しかし、バッテリーの大きさを考えるとリーフの方がやはりお得感強いですね。

リーフの方が大きさが大きくなるためちょっとした買い物に行くだけであれば、小回りのきく、三菱i‐MiEVの方が乗りやすいかもしれません。

 

充電時間について

自宅での充電は上記の表のとおりです。外出先で充電が必要になった場合、ディーラーやショッピングモール・サービスエリアなどに設置されている急速充電を使えば30分間の充電で約80%まで充電できるようです。日産レンタカーのホームページを参考にするとリーフになりますが、80%からの走行距離は160km程度のようです。

 

実際の走行距離は

リーフに乗っている人のレポートをみてみると高速道路の使用・坂道の有無・エアコンの使い方などによってかなり変わる様子です。下手すると80km程度しか走らないこともあるようですね。一度の充電時間に急速充電でも80%まで30分程度かかることを思うと、残念ながら、ファーストカーとしての選択は難しそうですね。

電気自動車とガソリン車でのお金のお得感は

日産ホームページに電気自動車とガソリン車を比較できるコーナーが用意されています。これに我が家での現在の愛車フィットRSの燃費を入れて計算してみると…

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 年間79759円お得という計算が出ました。
なおFITの燃費は満タン法で50回程度の給油データから割り出したものを使っています。また、ガソリン価格は今日時点での全国平均価格で計算しました。

私の場合はFITを中古で購入し、諸費用込みで180万円。日産リーフは約240万円(最安モデル)で買えるのでその差は60万円。約7年半電気自動車の乗り続ければお得な計算になります。

通勤で往復50㎞程度の距離であれば電気自動車に乗ることもありなのかもしれませんが、遠出をするときに使えないことを思えば、この程度のお得感だと電気自動車の選択はちょっとないかな…おそらくリーフの購入価格もその他オプションをつけることを考えると購入価格はもう少し高くなるでしょうし…

こう考えるとお得なのかもしれません

電気自動車は電力の安い時間帯に充電をして電気をためることができる為、蓄電池としても利用するのであればお得感が出てくるのかもしれません。5kw程度の蓄電池でも90万円程度しているようなので、蓄電池として電気自動車が使えるとかなり安いことになるでしょう。リーフの場合は家庭用電源として使うためにはEVパワーステーションというものを購入しないといけないようですが。

最後に

使い方によっては電気自動車を購入することはお得になるとおもいますが、純粋に車として購入するにはまだまだ、躊躇してしまう要素が多いと感じます。充電時間の短縮と走行距離の向上があれば、車としての電気自動車の選択もあると思います。現状では高いお金を出して電気自動車を買おうという購入意欲には至っていません。EV・PHEV充電システムが無駄になりそうな予感がします。