今回のテーマは初めてのエコキュート。エコキュートの残湯量のモニターが勝手に減っていくのを見て、なんで?って思いました。
特に、電気・ガス併用住宅からオール電化にすると、エコキュートの使い勝手もわからないですしね。残湯量が減る理由を調べてみました。
ちなみに私の家の給湯機はトヨタホーム製になっていますが、商品を供給しているのはデンソーです。370ℓタイプのものを使用しています。
エコキュートって何?まとめ
"空気の熱"と"電気の力"でお湯を沸かす、環境や家計に配慮した自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機
http://www.denso.co.jp/ja/products/consumer/jutaku/ecocute/
デンソーホームページより
エコキュートは再生可能エネルギーである「空気の熱」を利用して1の投入エネルギーに対して3倍の熱エネルギーを得ることができる省エネ給湯機です。
http://www.hptcj.or.jp/individual/tabid/150/Default.aspx
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターより
自然冷媒とは
一般に自然界に存在する物質で、可燃性、毒性もありません。また加熱能力に優れているため、外気温が-10℃と低くても高温での貯湯が可能。高温沸き上げに適している冷媒です。
http://sumai.panasonic.jp/hp/1mech/
パナソニックホームページより
要するに大気の熱を取り込んで電気の力で空気を圧縮して熱を発生させお湯を沸かすということですね。
それをオール電化なら電気料金の安い深夜電力を使用してお湯で沸かして、貯湯ユニット(お湯を貯めるタンク)で保温しておく仕組みになっているということですね。
エコキュートの残量表示されている残り湯量のメモりが勝手に減っていく
はじめてエコキュートを使う時、「アレっ?エコキュートの残湯量が減っている」って驚いたことないですか?
朝、満タンだったお湯の量が、仕事を終えて家に帰ると半分ぐらいにお湯の量が減っているんです。
全くお湯を使ってないんですよ…。なんでお湯の量が減るの?って感じでした。
原因がわからず、妻に「お湯大分使った?」ってよく聞いてました。
よくよく取扱説明書を読んでみるとその理由がわかったんです。表示されている目盛りはエコキュートのタンクの中にある約50℃以上のお湯の量を表示しているんです。
そして、お湯は夜に沸かしてそのあと保温するので、冬場は気温が低いからタンクの中でお湯がどんどん冷めていくわけです。
だから、朝満タン(5目盛り)だったものが、帰宅時には半分(3目盛り)になっていることが多かったんです。
エコキュートは安い深夜電力を使うのはいいんですが、貯湯ユニットの保温性にすべてがかかっているということなんです。
お湯の量がいっぱいいる家では、沸かしなおさないと足りないっていうこともあるかも…。
その辺は設定をちゃんとすれば、エコキュートのほうでうまくやりくりはしてくれます。
でも、冬場になるべくお湯を使わない、節約モードにしていると、お風呂場だけではなく、キッチンでもお湯を使うので、残湯量が足りずに湯増しをすることが毎日の様に…。
エコキュートをエコよりではなく、お湯を多めに使いたい時は設定を変更しておく
エコキュートを購入するメーカ-によっても設定が違いますが、トヨタホームで使っているエコキュートは4つのモードがあります。
- 『満タン(1週間)』…1週間常に満タン状態にする。1メモリ減れば湯増し
- 『おまかせ』…おまかせ省エネよりも多めにお湯を沸かす
- 『おまかせ省エネ』…毎日の使用湯量を学習して最適にお湯の量を自動で沸かす
- 『使い切り』…おまかせ省エネよりもさらに少なくお湯を沸かす
初期設定は最も省エネでお湯が使えるおまかせ省エネに設定されています。
我が家では、夜の食器洗いと浴槽にお湯を貯めるだけしか使っていませんでしたが、毎日のように『湯増し』が表示されて、お湯の量が中途半端になっていました。
お風呂に入る時にシャワーが使えないってことも…。
省エネにしててもお湯が足りなければ意味がないので、モードを『おまかせ省エネ』から『おまかせ』へ変更しました。
すると、お湯の量が極端に減ることもなく、タンクには十分なお湯がある状態になるので、お湯の残量を気にせずに使えます。
ただし、昼間でもお湯を沸かす機会が増えるので、電気代が高くなるかもしれません。
我が家のHEMSで電気代を比較するとおまかせ省エネよりも1日当たり30円~40円高くなっています。月にすると最高で1240円ぐらい高くなります。
エコキュートでお風呂のお湯の保温ってどういうこと?
エコキュートの操作盤には、風呂自動というボタンがあってそれを押すとお湯はりから保温までしてくるのですが、エコキュートを初めて使ったとき湯船のお湯の保温の意味が分かりませんでした。
ガスじゃないのにどうやって保温をするんだと…。
エコキュートの保温というのは、保温を設定した時間内はお湯の温度が下がってきたら、お湯の温度と湯量をセンサーで検知して、設定した温度になるように自動でたし湯をする仕組みなんです。
なので、風呂自動ボタンを押して、作動している間は湯量と温度が一定に保たれるんです。
これもお湯が勝手に減っていく原因です。
家族のお風呂の時間がバラバラのときは、便利はいいですけど、勝手にお湯が使われるってことです。
そうするとムダなお湯を使って、電気代をムダにしてしまうので、必要のないときは保温はしていませんってか保温はしません。
何のためのトクラスの保温浴槽なのかよくわからん感じになりますしね。ケチすぎですか(笑)
冬場エコキュートを使う時は浴槽のお湯を抜いたらダメ。
エコキュートは冬の寒いとき(外気温が3℃以下になるとき)は自動でふろ配管の凍結予防運転をしてくれます。
なので、凍結のおそれがあるときはお風呂の中にお湯を残しておくいてください。
私の住んでいる地域では12月を過ぎると毎晩3℃を下回るので、春までずーっと水は貯めっぱなしにしておかなければなりません。
そしてこれが素晴らしい機能であり、厄介な機能です。
凍結予防運転はふろ自動運転が終了した後に勝手に水かお湯を循環させるんですが、この時に水がでると、浴槽内のお湯の温度が冷えてしまうこともあるんです。
我が家では保温をしないため、夫婦の帰宅時間が異なると、かなりぬるーいお湯に入らないといけないことがあるんです…。
温度と湯量の設定
エコキュートは自動でいろいろしてくれるので、最初に設定をちゃんとしておかないとダメなんですね。
湯量の設定:お風呂に何ℓのお湯を貯めるか(我が家では180ℓの設定にしています。)
風呂温度の設定:保温する温度を何度にするかの設定ですね。私の場合は給湯温度と勘違いしていて、この設定が給湯の温度だと思っていました(^-^;
まとめ
一戸建てに限らず、電気・ガス併用住宅から、オール電化に変わると、住宅設備でも慣れないことが結構多いです。エコキュートもそのうちの一つです。
ちゃんとわかって使わないとお湯が足りなかったりするので、非効率なんですよね。取説をちゃんと読むことって大事です!