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家を作る時にイメージをする老後の生活

 2022/07/01 住宅設備
この記事は約 5 分で読めます。 1,037 Views

高齢者を対象にサービスを行う仕事をしていますが(高齢者だけではないんですが…)色々と高齢者と関わっていて思うのが家のこと。

若い時だったらなんとも思わないことが年をとると大きな障害になってしまいます。

今の世代の方だったら昭和の作りの家も多いので、病気や怪我をしてさぁ家に帰るぞ!ってなったときに玄関の階段が…とか色々と問題があって家に帰りたくても帰れないねということもあります。

自分が年を取った時にもしくは病気をしたときにこういう家だったらいいなと思うことを書いていきます。

年齢とともに体にはあちらこちらとガタはくるし、病気になることだってある

あんまり考えたくはないですが、年をとるとあっちこっちが痛くなってしまいます。

  • 膝が痛い…
  • 股関節が痛い…
  • 足首が痛い…。

単に痛いだけだったら湿布でなんとかしようとか、痛み止めで誤魔化そうとかできますけど、関節が変形してしまうと、湿布とか痛み止めだけではどうしようもなくて生活に支障がでてくることもあります。

また高齢にならなくても脳梗塞とか脳出血などなど脳の病気で半身麻痺になってしまい、以前のように動くことができなくなってしまうということもあります。

こればかりはどれだけ健康に気をつけて生活をしていてもどうなるかはわからないこと。

こんなことを気にしていたら思うような家を作ることは難しいですが将来のことを気にするのなら、若いときの家づくりも色々と考えておいたほうがいいと思います。

玄関までのアプローチは階段が少ない方がいい

玄関までの階段は基礎があるので全くゼロにすることは難しいのかもしれませんが、できる限り階段は少なくしたほうがいいです。もしくは段差のあまり高くない階段にするとかです。

玄関までのアプローチに階段の段数が多いと、どうやって上り下りするとうことになり家に帰ったはいいけど、外出するのが大変だから引きこもってしまうとかそんな感じになりがち。

高齢になると階段は天敵です。

玄関までのアプローチは広く取れるなら広くとっておいて将来的にはスロープをかけることができるぐらいが理想です。

玄関は広く将来は手すりをつけることができるように

そして少し膝が痛いな…となったときにでも手すりがあると階段の上り下りは楽です。

若いうちはあまり使わないとしても、玄関までの階段に手すりをつけておくとか、将来的に手すりを設置するスペースがあるのが理想です。

高齢になったら…2階は物置、1階が生活スペースになる

高齢なったら2階に上る機会はだんだんと減ってきます。70代ぐらいまでは使うでしょうけど、80代になってくると階段の上り下りが辛いから生活は1階でしているっていう人も増えてきます。

2階での生活ができなくなると…2階はただの物置。

いやー自分でも経験したことがあるからわかるんですけど、膝が痛くて体重かけることが苦痛になると階段ほど辛いものってないんですよ。

2階は子供部屋と寝室にトイレみたいな形で使っていることが多いと思いますが、子どもが巣立っていって夫婦だけとか、1人とかになると2階の部屋は物置化する可能性が高いです。

なので将来的には1階で生活ができるように、1階で快適な生活をできるレイアウトを考えておくのも1つです。

1階にベッドを置いてトイレに移動してお風呂も1階で食事も1階でできるみたいなことが理想です。

最近の住宅はほぼバリアフリーになっているから段差の解消とかはあまり意識しなくてもそうなると思いますけどね。

我が家は1階がリビング・ダイニング・キッチン・トイレ・バスルームだけなので、1階にベッドを置いても部屋は広く使うことができるし、1階だけの生活を十分遅れるようにしています。

将来トイレやお風呂には手すりが必須かも

トイレとかお風呂にも手すりはあったほうがいいねーってなるので、将来的に手すりをつける広さは確保しておいたほうがいいです。

手すりがつくとどうしても使える空間が狭くなるので。

片側だけの手すりでなんとかなるならいいですけど、両方に手すりをつけないとみたいなこともあるかもしれません。

またお風呂は、若いうちからでも手すりはついていたほうがいいと思います。

お風呂は滑りやすいですし、子どもが浴槽の出入りをしたりするとき、自分が同じ状態でも手すりがあると安全に出入りできます。

我が家ではシャワーの取り付け位置が手すりになっているので、見た目に違和感なく手すりが付いてる感じなってますし、浴槽のそばにはあからさまに手すりがついています。

将来的にはもっと便利な生活ができるかもしれませんが

将来は介護の分野も発展して介護が必要になってももっと快適な生活が送ることができるようになるかもしれませんが、できるだけ長く家で生活をするためには、高齢になっても病気になっても快適に生活できる家造りも一つです。

家を作る時にネガティブなことを考えて建てるのはあんまりかもですが、少しだけ頭に置いていくと長年に渡って住みやすい家になると考えてます。

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ケンイチ

2014年にトヨタホームで家を建てました。その経験を踏まえて、家を建てるまでに考えたこととか、家を建てた後にこうした方が良かったって事書いてます!

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