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【実体験】ペアローンを組むときは色々と考えて!離婚したら家を手放すことになったのか

僕がトヨタホームで家を購入したときはペアローンで購入しました。夫婦共働きでお互いが正社員で働いていると、借りることができる金額も増えるため若い時は買いやすい方法だと思ってペアローンを選択しました。メリット・デメリットはありますが、僕の場合はペアローンじゃないと借りることが厳しかったのでペアローンを選択しました。

目次

ペアローンを組んだときのメリットは

ペアローンのメリットは色々とありますが、僕がペアローンを組むときにこういうところがお得よねーと思ったことをまとめてみました。

1. 借りられる金額が増えやすい

夫婦それぞれの年収を合計できるため、単独よりも希望の物件を選びやすくなります。

2. 住宅ローン控除を二人とも使える

夫婦それぞれが借主・持分あり・自宅として住む条件を満たせば、二人分で控除を受けられます。合計でおトクになりやすいです(控除の内容は毎年変わることがあります)。実際に1人では満額の減税を受けることが難しかったですが、2人に分けることで年間の減税額は1月分の給料ほど受けることができたので、助かりました。

3. 団信(団体信用生命保険)が二重で安心

どちらかに万一のことがあった場合、その人のローンは保険でなくなります。残された側は自分の分だけ返せばOK。三大疾病などの特約も人ごとに選べます。

4. 金利タイプを分けてリスク分散できる

片方は固定、もう片方は変動など、組み合わせられます。金利が上がっても家計への影響をおさえやすくなります。まさしく僕は妻を変動、僕は固定にしてリスク分散をしましたが、僕がお金を借りたときはゼロ金利政策をしていたので、変動オンリーでよかったように今は思います。

この記事を書いている時点では今後インフレが加速することも予測されるため長期金利が上がる可能性が高いので、変動と固定のリスク分散をしておけるのはメリットになると思います。

5. 繰上げ返済のやりくりがしやすい

二本のローンがあるぶん、金利が高い方・期間が長い方を優先して減らすなど、利息の節約をねらいやすいです。臨時収入で片方だけ減らす、といった柔軟な対応も可能です。


2人で借りることによって金利の面でのリスク分散をすることができたり、税金面で優遇を受けることができるので、次に書いていくデメリットを踏まえた上で納得ができるのであればペアローンを組むことはありだと思います。

ペアローンを組んだ時のデメリットは

ペアローンを組んだときに考えたデメリットですね。ペアローンはメリットばかりではないですからこんなこともあるかもしれないと思ったことを書いていきます。

1. 収入が下がると一気にきつくなる

夫婦ともに収入が安定している状態でペアローンを組むことになるのですが、住宅ローンを借りている期間夫婦共に35年間働き続けることができるかどうかは別問題です。

子どもができて産休に入る・病気で働くことができなくなるなど夫婦の一方が仕事をすることができなくなったときに住宅ローンの返済が厳しくなってしまう可能性が考えられます。

特に一人の収入ではどうしようもないぐらいに借り入れてしまった場合は、どちらかが働けなくなることで家を手放さないと駄目になる可能性もあります。

2. 離婚のときに片付けが大変

家の名義とローンが二人分あるため、

  • 売っても残債が出る場合がある
  • 片方が住み続ける場合、もう片方のローンや連帯保証を外すには借り換え・再審査が必要なことが多い(外せないケースも) など、整理が難航しやすいです。

3. 住宅ローン控除を“使い切れない”ことがある

控除額は各自の所得税額が上限です。年収が低い側は枠を余らせることがあり、事前の机上計算よりおトクが小さくなることがあります。


デメリットはそれほど考えていませんでしたが、住宅ローンを返すことができなくなる可能性が高くなるというリスクが大きくなるのでペアローンを組むときにちゃんと考えておかないといけないことになると思います。

住宅ローンを組んでから10年後離婚をすることになり、色々と手続きが面倒だった

ここからが実体験の話になりますが、トヨタホームで家を買ってから10年。家を購入したときは離婚なんて考えていなかったのですが、夫婦はどうなるかわからないもので離婚することとなりました。

離婚するのに問題になったのが家とペアローンの残債をどうするかです。

ペアローンの割合は僕50%・妻50%で家の持ち分も土地・建物共に50%ずつ。それぞれに1200万円ほどの残債が残っています。

家は誰が住む?売却してローンを返済する?

最初に問題になるのが家をどうするか…。どちらかが住むか、売却をするかということです。

長らく別居生活をしており妻は(外で男と一緒に住んでいるという状態)だったので、妻は家はいらないということでした。僕がOKをしたら家は手放すという状況だったのですが、住み替えるのがとても面倒でした。住んでいる家にも愛着はありますし。

家を売ってローンを返済するというのが一番の選択肢になるところなのですが…。

長年別居生活をしていたにも関わらず2人の収入を管理していたのが僕だったのでお金貯めていたんですよね。嫌なことがあったとしても家のお金を使うときは必ず妻に確認しますし、妻も同じ。

不思議な夫婦関係を続けてきたことでお金を使うことがそれほどなくかなり貯蓄があったので、一人分を一括返済するのは余裕なぐらいの貯金はありました。

家には僕が住んで、妻の住宅ローンを一括返済する

妻は自分の分の住宅ローンがなくなればそれでいいということだったので色々と手段を考えました。

  • 家の権利を全部僕に変更して住宅ローンを組み直す
  • 貯金を使って妻の住宅ローンを一括返済する

住宅ローンを組み直すと2400万円程度の借り入れとなり僕一人の収入では借り直しは難しい状況でした。収入は安定しているのですが、それほど多くないので…。妻と話し合いをした結果、妻の住宅ローンを一括返済するということにしました。そして家の権利はすべて僕に移すことにしました。

貯金があったことと話し合いがスムースに行ったことでペアローンを解消できた

どちらかが働けなくなるということも大きなデメリットになりますが、離婚することも同じ。

離婚するときにお互いにお互いのことを思い合って話し合いができるのであればいいのですが、こじれるとすべて良くない方向に向かっていくリスクも高いです。

僕の場合は話し合いがスムースにいき、妻が妥協してくれたところが多々あったので揉めることなく家の譲渡やローンの返済がスムーズにできました。預貯金があったことも大きかったと思います。

ペアローンでローンを組むときは一人の収入でもローンを返済することができるのかというのも前提にして考えたほうが良いと思います。

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この記事を書いた人

2014年にトヨタホームで家を建てました。その経験を踏まえて、家を建てるまでに考えたこととか、家を建てた後にこうした方が良かったって事書いてます!

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