郊外型住宅を買ったことに対して否定の声が相次ぐ…

私は郊外に家を購入して1年が経過しました。今頃になってやたらと否定する意見を多く頂くようになったので反対意見をまとめてみました。

ちなみに郊外型住宅に住む前は電車の駅まで徒歩10分、街の中心まで電車で10分。実家までは徒歩5分。スーパーは徒歩圏内に多数。

現在はバス停まで徒歩3分 街の中心までバス・電車で45分 実家までは車で40分。スーパーは自転車で15分もしくは車で5分~20分です。

スーパー遠すぎる。嫁がしんどいでしょ

スーパーはけっこう遠いです。家の近所にスーパーがないので隣町へ買い物へ行かないとダメです。「仕事帰りに買い物をしたらいいわ」と簡単に考えていた感は否めません。

嫁もそれに同意はしていたんですが、実際に住んで1年たってみると買い物に対する不満は結構多いです。

ちょっと買い物に行きたいときに車がないといけないのは不便といわれます。やはり歩きでちょこっといける距離にスーパーがないとダメなんですね。

そして、私の家には車が1台しかないので、どちらかが使っていると不便極まりない状態になります。

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近くにスーパーができると言われていたんですが、まだ更地…

この辺のインフラが整ってからもしくは整っている場所を最初から探さないと駄目だったのかもしれません。

業務スーパーみたいなところで職場帰りにまとめ買いと、近所の朝市で買い物すればいいと思っていた考えは甘かったのかもしれません。

交通費高すぎるね

先日嫁の両親がきて、述べた感想です。嫁の両親はいつも車で来るの交通費のことはあまり思っていなかったみたいです

たまたま、子供を連れて嫁のお義父さんとお義母さんが町の中心部まで買い物に行ったときに交通費が3000円ちょっとかかったみたいで、高すぎるとずいぶん言ってました。

私はこのことは分かっていたので、車で中心部にでる事がほとんどです。郊外にくる前からこのスタイルだったのであまり何とも思っていません。

車で行くと目に見えてはそう変わりません。逆に中心部まで信号のほとんどない道がズドーンと抜けているため、車で行くと時間的にはそう変わりません。

この辺は考えて郊外に建てたつもりです。郊外に来たのは人ごみが嫌いだからというのも一つの理由としてありますから。

そんなところ(郊外)の家売ることができないよ

これは切実な悩みかもしれません。家を売らないといけない状況になることも考えられるので、今悩んでいるところです。

私の家の隣の建売はできて3年ぐらいたちますが全く売れていません。そしてまだまだたくさんの土地が残っているのです。

今の状況で郊外にまで来て中古住宅を購入される方はまれでしょう。

安く売れば売り手はつくかもしれませんが、ローンが残ることになるので、後々大変になります。これは最大の欠点かもしれません。

郊外に家を買うときは売り手がつくかつかないかしっかりと予測して買った方がいいですね。そこで一生暮らすつもりで買っても気が変わることも十分ありますよ。

子供の保育園の送り迎えどうするの

郊外に住むと出勤時間は早くなり、帰宅時間は遅くなる傾向にあります。これを夫婦で共働きしていると、保育園の問題がかなり大きくなります。

実家が近いと送迎を任せることもできます。病気の時も迎えに行ってもらうこともできます。

でも、郊外型に夫婦と子供で住んでいて、実家が遠くなると両親を頼ることもできません。結果働き方を考えなければならなくなり、下手すると収入が減ることになります。

収入が減ると住宅ローンの返済と生活費が厳しくなります。

鬼の悪循環に陥るわけです…。

とはいえ、実家に頼ることができない人はたくさんおられると思うので、この辺は自分たちの生活レベルとスタイルを考えて選択すればいいと思います。

我が家では…現在の課題であります…(;_;)

若いころ郊外に買おうと思ったけどやめてよかった

これは職場のお客さんから聞いた話。若いころはいくらでも動けるから、どこでも住めるみたいな頭があったと。

もちろん動けるわけですから、少しでも広いほうがいい。だから、郊外の広い土地に自分のいい家を建てるのがいいと思っていたと話をされました。現在約80歳ぐらいのおじいさんです。

今思うと若いからできた発想だったと。広い土地に家と庭。年を取ってから、広い家はいらないし、庭の手入れをするのが大変だそうです。そして、庭の剪定を頼むと5万ぐらいはかかると。年金生活にはしんどいみたいです。

それに、車もいつまで乗れるかわからんし買い物するのに不便は困ると。

事実このお客さんが買おうとしていた郊外型の家は高齢化がすすんで、駅から住宅地までのバスも存続が困難になっています。

若い人がいないので、店もどんどんなくなってきて、高齢者が住むには不便極まりないところになってきているようです。

1年間郊外に住んで思うこと

1年間郊外に住んで思うことは、買った時と比べて気持ちは変わってきます。

環境的には最高です。人がゴミゴミしてないですし、車の音がうるさいということもないです。都会みたいに家と家との間がほとんどなくて、暗い、窓が開けれないなんてこともないです。これは最高だと思います。

しかし、子供が保育園に行く・職場の事情が変わるなどしたときの対応があまり柔軟にできなくなります。子供の送迎も大変になりますし、子供が病気したときにはどうするか考えないといけません。

さらに、あまり人気の物件ではなかったので安かったですが、今の家を売りたいと思っても売れないです。

そういうことを考えると、若いうちで夫婦共働きの世帯で郊外に住むのはよくないと思います。我が家は二人で働かないと今の家を維持できません。

郊外型住宅に住むのは夫一人でも十分に家計が支えられて、実家などからの援助(子供の送迎などお金以外の)を受けることができる環境でなければ、あまり買わない方がいいかもしれません。

郊外に家を買うときはやっぱり街中に戻りたいと思ったときに売ることができる家を買うことも一つの基準として考えたほうがいいですね。

半分勢いで買おうと思っている人は一度頭を冷やして冷静に考えたほうがいいですよ。

2年間郊外に住んで思うこと

せっかくなので、昨年と今と比べてその心境の変化も書いてみましょう!

今は郊外に住んだことは、あまり後悔はしていません。たまーに不便だなって思うこともありますけど、人がゴミゴミしていない環境はやっぱり最高ですよ。

子供の送り迎えなんかもそれに対応するために、近くにあった職場に転職したり、なんかあったら親にお願いすることもできますしね~。

子供を自然の中で育てることができるのは最高ですし、緑に囲まれた環境は最高です!ワタシの場合は便利でも人がゴミゴミしているところにはもう住む気になりません(笑)